一級建築士、学科独学の理想的スケジュール
管理人のmitakaです。
mitakaは6カ月の独学で一級建築士の学科試験に合格しましたが、勉強時間の確保が大変でした。確実に合格するにはもっと勉強時間にゆとりがほしかったです。
一級建築士学科試験の独学合格をするために理想的なスケジュールを考えてみました!
mitakaは一級建築士の受験を思い立ったのが学科試験の半年前でしたが、もっと早くから受験すると決めている方は勉強開始は早ければはやい程試験合格に有利です。長期間勉強に時間を取られるなんて嫌だと思うかもしれないですが、短期集中で合格を目指さず、是非長期的な計画を立てて一級建築士の学科試験に臨んでください!
一級建築士試験の学科試験の勉強範囲は広くて、多くの暗記を必要とします。仕事などで忙しく普段の生活でまとまった勉強時間を確保し辛い方や初受験の方は特に無理なスケジュールをたてて間に合わないなんてことのならないように気を付けてくださいね。
私の考えてみた一級建築士学科試験の独学合格をするために理想的なスケジュールです!
勉強期間を一年間は確保しよう!
何故一年間の勉強時間が必要なのか?
一級建築士試験の学科試験は範囲が広く暗記量が多い試験です。一級建築士の学科試験に合格するための勉強時間は、受験経験や実務経験、学校での知識の習得などによって異なりますが、一般的には500~1,500時間程度と言われています。初学者であれば1,000~1,500時間、実務経験者であれば700~1,000時間程度が目安とのことです。
理想の勉強時間は1000時間以上です。
一年間で1000時間以上勉強することを目標にスケジュールを決めていきましょう!
特に初受験の方や仕事の忙しい方は無理な計画を立てないでください。短期間の集中した勉強で合格する方がいるのも事実ですが、一般的ではありません。自分の地頭に自信があり、学科試験前に確実に勉強時間が確保できるという方以外は長期計画でいった方が合格に近づけます。
一級建築士の試験は一年間にたったの一回しかありません。無理な計画を立てて間に合わなかったら次の試験までまた勉強漬けの日々に逆戻り。何年も受験すれば結果的に1000時間以上の時間を使わなければならなくなります。苦しい期間が長くなるだけです。
社会人だと仕事の繁忙期や家庭環境など不測の事態で勉強時間が確保できない時期があったりします。そんな時にも時間に余裕があれば何とかこなしていくことができますが、期間が短いと受験を諦めざる得ない可能性も出てきます。とても勿体ないです。
おすすめなのは、平日に2時間、土日祝にそれぞれ5時間勉強することです。
ざっくりと計算すると365日中で土日祝が120日×5時間で600時間、平日245日×2時間で490時間、一年間で1090時間の勉強時間を確保することができます。(土曜や祝日が休みではない方はその分平日や休日の勉強時間を増やしてください)
もし仕事や家庭事情の不測の事態で数日勉強できなかったとしても、90時間は余裕があります。もし不測の事態がなかったとしても勉強時間があればあるだけ合格に近づく事ができます。
他の受験生もおそらくは1000時間勉強しています(平均なので)ライバルに負けないようにがんばってください!
一年間勉強するためのメンタルの保ち方
学生の頃と違って社会人の本分は勉強ではなく仕事や家庭になります。勉強はあくまで+αといった位置づけになってします方も多いと思います。
そうなると一年間勉強し続けるメンタルを保つのが難しくなってきます。学生のように勉強だけに集中できる環境ではないからです。1000時間もモチベーションを高くして、本分以外のことをしないといけないのはとても大きなストレスになります。
特に独学は一緒に勉強する仲間が身近にいないので、モチベーションが下がりやすいです!!
勉強をやり遂げるためにはメンタルを強く保つ必要があります!
メンタルを保つためには
- 一級建築士に合格するための明確な理由を持つ
- 周りの人に一級建築士に合格すると宣言する
- 家族や会社に協力してもらって勉強できる環境を整える
- 不合格によるデメリットを想像する
メンタルを保つためには一級建築士を持つことによる明確な理由をもつことが大切です。漠然と理由なく勉強するには1000時間は長すぎます。よほど勉強が好きだという方以外はモチベーションを保てないのではないでしょうか?将来的に独立したいとか、家族の為に給料をアップしたいとか、女性にもてたいとか、周りを見返したいとか、自分にとっての明確な理由があればそのために頑張れると思います。一級建築士の資格を取ることで受けられる明確な理由と、一級建築士を取得するためにかかる料金や労力を比較して、割に合わないようであれば、そもそも一級建築士を取る必要がありません。
周りの人に一級建築士に合格すると宣言するのも有効だと思います。宣言した限りは合格しないと格好がつかない。宣言したこと自体がモチベーションを上げる材料になるからです。また、周りの人に宣言しておくと勉強するために遊びや飲み会を断る自然な理由にもなります。
もし家族がいたり会社に所属しているなら協力してもらうことが必要になります。家庭がある場合は家族の協力なしに1000時間も勉強時間を確保することはできません。その分家族との時間が減ってしまうからです。また、会社にも協力してもらうことができれば、残業を抑えるなどの勉強時間の確保も容易になります。環境を整えることは、安心して1000時間の勉強を確保するために大切なことです。
不合格によるデメリットとしてはせっかく沢山の時間を使って勉強しているのに、落ちてもう一年勉強する期間が増えることを想像してください。この記事を読んでいるということは一級建築士を受験する意思があるはずです。もしかしたらすでに勉強を始めているかもしれませんし、勉強の準備(法令集の作成や問題集の購入)をしているかもしれません。不合格になったらそれらが全て無駄になります(特に法令集は新しいものでないとだめなので12時間程のアンダーライン引きからやり直しです)忙しい中の貴重な時間を使って勉強したのに無駄にしたくないですよね。
もし勉強に対するモチベーションが下がった時は上記を思い出して
やるからには一年で絶対に合格する!をモチベーションにメンタルを保ってください!
内容が難しくて挫折しそうになることもあるかもしれませんが、
1000時間ちゃんと勉強すれば合格できる資格です!!
頑張ってください!応援しています!!
教科別に勉強する順番を決めよう!
一級建築士、独学の半年間スケジュールでも記載しましたが、私は「法規」→「構造」「施工」→「計画」「設備」の順に勉強しました!
学科は「計画」「設備」「法規」「構造」「施工」の5教科あります。配点はそれぞれ計画20点、環境設備20点、法規30点、構造30点、施工25点です。
この中で一番大切なのは「法規」です!!
30点という高い配点に加えて、過去問の出題率が高くて高得点を狙える教科だからです。逆に法規で点数を取ることができなければ合格が厳しくなります。
法令集の独特の言い回しに慣れるまでは「法規」の勉強は時間がかかります!ですが、慣れさえすれば法令集を持ち込むことができるし、記憶が定着して高得点を狙えます!
最初は法規を第一優先に進めていくことをおススメします。
勉強する順番は「法規」→「構造」「施工」→「設備」「計画」の順番です。
なぜ「法規」の次が「構造」と「施工」かというと
「構造」は計算問題等もあり理解することが大切な項目が多い教科です。解法を一度身に着けてしまえば時間がたっても忘れにくい傾向にあり、勉強するごとに理解度を増すことができます。また「構造」は私も含めて苦手な方が多い教科です。時間に余裕のある最初に勉強した方が、後々の勉強がスムーズに進んでいきます。※最初に勉強すると心折れそうになりますが、後の勉強を楽にするためだと思って諦めないでください。
「施工」も早めに取り組むべきです。理由は単純で覚えることが多いからです。細かい数字の暗記も必要ですし、量が多いので暗記に時間がかかります。一番暗記力を求められる教科です。繰り返し学習で暗記するしか方法はなく、短期集中で覚えきれる量ではないです。早くから取り組んで反復暗記術で覚えていく必要があります。
私は「法規」「構造」「施工」を「計画」「設備」よりも過去問を多く繰り返し解いています。もちろん「計画」「設備」も重要で難しい科目ではありますが、意外と「計画」を勉強することが好きな人は多いんじゃないでしょうか?「設備」は暗記も大切ですが、仕組みを理解することで記憶に定着しやすい側面があるのではないかと思います。ようするに暗記は暗記でも「施工」より暗記しやすいように感じました。
理想のスケジュールまとめ
一級建築士の学科試験に合格しようと思うと一般的には1000時間必要になります。
無理のない計画として一年をかけて1000時間勉強するようにスケジュールを組み立てるというのが理想ではないでしょうか?一年以上になるとどうしても油断して中だるみしてしまう可能性がありますし、短すぎて勉強量が少なくなり間に合わなかったら悲惨です。
一年間で1000時間勉強することを目標に平日に2時間、土日祝にそれぞれ5時間勉強がいいのではないでしょうか?
睡眠時間を削ることなく勉強できた方が効率が上がります。それに勉強期間も長いためたまに息抜きも必要かと思います。
公開しない為にも、無理をせず余裕を持ったスケジュールを立てて、是非頑張って一級建築士の学科を合格してくださいね!!応援しています!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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