一級建築士、学科の独学勉強法!受けてよかった!模擬試験の重要性!
独学で一級建築士の学科試験を勉強している方は、本当に過去問だけでいいのかと不安になりませんか?
独学で勉強してきたけど合格できるか今の実力を確かめたい
過去問は繰り返し勉強してもう覚えてしまった、過去問以外も勉強していきたい!
一級建築士の学科試験を独学で合格する為には、過去問が一番重要です!ですが、合格を勝ち取るために過去問以外も勉強したいですよね。更に独学で勉強してきた方は自分の今の実力がどの程度あるのか把握したいのではないでしょうか?
私もそうでした。本試験では過去問が多く出題されるとはいえ、本当に過去問だけで合格できるのか不安になりましたし、自分の実力で本当に合格できるのか疑問になりました。
それを解決するのが模擬試験です!
大手の資格学校の模擬試験が五月ぐらいから始まります。一般生も受験できる模擬試験も多くあり、特に独学で勉強している人にはこの模擬試験は受験することを強くおススメします!
私は日建学院の模擬試験3回と総合資格学院の模擬試験3回を受験しました。費用は資格学院によって様々ですが一回約5,500円程で受験可能です。(日建学院は学科完全攻略模試(3回セット)11,000円の募集も4~5月頃から出始めます)
総合資格学院 → https://www.shikaku.co.jp/service/opmoshi/
日建学院 → https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/mogishiken/
TAC → https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_crs_moshi.html
※模擬試験が近づくと詳細がHPに記載されます。4月からチェック!
結果的に受講して本当によかったです!
独学に付け足したいもの
- 現在の自分の実力の把握
- 現在の自分の弱点の分析
- 過去問にない問題をこなすこと
- 試験慣れをすること
何度もいいますが一級建築士の学科試験を独学で合格する為には、過去問が一番重要です!ですが、過去問だけでは少し不安な部分があります。
何故なら過去問は問題の出題の仕方が違ったり、類似問題等が出題されて全く同じ問題が出題されるわけでは無いからです。過去問でも間違ってしまう可能性があります。そうすると、合格点に届かなくなる可能性が十分にあります。
同じ問題を何度も復習することも大切ですが、違った切り口からの問題にも慣れる必要があります。独学だと新しい切り口の問題に弱くなります。同じ問題集を何度も繰り返し勉強するからです。同じ答えでも質問のされ方が変わると解答できない、なんてことになったら勿体ないと思います。
そして何より必要なのは自分の現在の実力の把握と弱点の分析です。独学して学科試験を受験するうえでとても重要になります。これができるのが資格学校の模擬試験です。
資格学校ごとに個別で模擬試験を開催していますが、大手の資格学校の模擬試験だと受験人数も多く、現在の自分の立ち位置が大きく外れることはありません。
おススメは大手資格学校の「総合資格学院」「日建学院」「TAC」です。毎年多くの受験生が受けています。
「総合資格学院」「TAC」はネットでの自学受験も可能ですので、資格学校が近くになくても受験ができます。
独学ですと他の人と一緒に試験を受ける経験も貴重だと思いますので、もし通うことができるなら資格学校で他の受験生と一緒に受験をおススメします。
本試験では会場で他の受験生と一緒に試験を受けます。資格学校の会場だと本番試験前の試験官の説明と同じ内容を聞いてから緊張感をもって試験に臨むことができます。自宅のパソコン前での試験とは雰囲気が違いますので、試験慣れするためにも会場に行って受験するのがおススメです。
また、できれば模擬試験は一度だけでなく何度か受けてみてください。一度だけだとせっかくのオリジナル問題に触れる機会が減ってしまいますし、毎回試験での立ち位置も変化していきます。
一級建築士模擬試験の内容
各資格学校によって作成されたオリジナルのテストを受けることなります。
各資格学校が予想する問題が多く盛り込まれています。特に計画は時事的な問題もありました(過去の大阪万博のエントランス建築物の形状問題等)
私は総合資格学院と日建学院の両方を受験しましたが、日建学院の方がやや難しかった感覚があります。(日建学院の試験を一番に受けたからかもしれません)
資格学校のオリジナル問題ですので、独学で勉強していた人にとっては見慣れない問題が多くあります。その今まで目にしたことない問題を解くことが本試験への丁度いい練習になります。
模擬試験後の分析表
模擬試験が終わると日建学院、総合資格学院どちらからも「個人分析表」が郵送で届きました。テスト内容の詳細な分析が送られてきて自分の向き不向きや今の立ち位置を知ることができます。
日建学院の分析表です↓
試験の順位や平均点、偏差値、現時点での試験判定で自分の立ち位置を把握することができます。また、各教科の分野分類別に試験の正誤や正答率が分かるので、正答率が高いのに間違っているところが自分が理解できていない分野ということになります。
「個人分析表」を確認すると自分の欠点や重点的に勉強する項目が分かります。下の方にはコメント欄もあり、勉強に対する簡単なアドバイスも記載してくれていました。この分析表で自分の今の弱点を知ることができます。自分の克服するべき項目が分かるのは貴重です!
模擬試験後の勉強
模擬試験は途中退席しなければ試験問題と詳しい解説付きの解答冊子をもらうことができます。このテスト内容も一問一答方式で翌日か翌々日までの復習をおススメします。そして更に二週間後(できればその後にも一回、合計3回繰り返して)同じ内容を勉強して、脳に模擬試験の内容も定着できるようにしましょう。
特に優先度が高いのは、送られてきた分析表で受験生全体の正答率50%超えにもかかわらず不正解となった問題です。これは基本問題ができなかったということになります。
もしそういう問題があったらその項目の教科書の見開き1ページ目(重要ポイント)をもう一度勉強することをおススメします。教科書の項目別見開き1ページ目はその項目の頻出部分が凝縮して書かれています。試験まで時間がなく教科書を読み直すことはできないと思いますので、その見開き1ページだけでも復習してみてください。正答率50%以上の問題なら、そこに書かれている可能性が高いです。
資格学校の模擬試験はバランスよく項目が出題されています。なので毎回同じ項目を間違えてしまう場合も見開き1ページ目の復習をすることをおススメします。
模擬試験に一度も合格しなかったら?
厳しいことを言いますが、沢山の受けた模擬試験で一度も合格圏や準合格圏に入らなかった人は本試験での合格も難しくなると思います。ですが、最後の追い込みで無事合格する人もいます!諦めないで最後まで粘ってください!
何故、最後まで模擬試験で合格できないと本試験での合格も難しいのかといいますと、本試験では合格率が大きく乖離しないようにつくられているからです。合格率調整の為の足きりもあります。最後の追い込みをかけている合格圏内にいるライバル以上に頑張らないと合格できないということです。
ですが、模擬試験に関しては本試験よりも難易度が高いと言われています。(私は難易度は同じ位だと思いましたが)なので得点が取れなかったとしても評価で合格圏や準合格圏内に入っていれば合格の可能性は充分あると思います!
また最初の頃に受けた模擬試験の結果は気にし過ぎずにいた方がいいと思います。特に開催日が早いもの(5月頃)ほど問題が難しい傾向にあるそうです。独学ですと試験自体にも慣れていないですし、挽回する時間はまだあります。私も一番最初に受けた模擬試験は不合格の点数で準合格圏でした。
あくまで何度も模擬試験を受けたうえで、全てが合格圏や準合格圏にならなかった場合は厳しい戦いになる可能性が高いので頑張って自分を追い込んで勉強してジャイアントキリングを起こしてください!
まとめ
独学で学科試験を受けようとしている方は是非模擬試験を受けてください!
模擬試験は比較的安価で受験可能ですし、オリジナル問題に触れるいい機会です。特に独学で勉強しているとオリジナル問題に触れる機会が少なくなります。自分の現状の立ち位置も把握できるし、弱点も知ることができていい事づくめです。
もし営業されるのが嫌で資格学校の模擬試験を受けに行きたくない場合はWEB受験も可能ですので遠隔で試験を受けるといいのではないかと思います。営業電話等はスパッと断る方向で受けてみてください。
ちなみに私は日建学院に受験に行った際は一切勧誘とかありませんでした(総合資格学院はたまたま外部受験が私一人だったので、直前対策の資料や製図講座の資料をもらいました。ですが、その資料を私自身が欲しかったので問題なかったです)この勧誘等に関してはその地域の学校方針によって変わると思うので、一概に勧誘が無いとは言えません。(恐らくあるのではないでしょうか?)
年に一度しかない試験です!是非後悔しない勉強方法で合格を掴み取ってください!応援しています!!
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